ISOやその他の制度に「成熟度」という考え方があります。
これらは、良いとか悪いとか判定するのではなく、各企業が自社の現状のレベルを正しく認識し、自社の実態に合った(自社らしい)目標を設定し、段階的に向上するためのものです。
経営目標があいまい
組織の部門能力が組織全体能力に結びついていない
何が問題なのか、何が経営課題なのかが明確になっていない
業務は個人の経験に基づき実施され、ノウハウの蓄積がされていない
業務(プロセス)がうまくいっているかが把握されていない
クレームや工程内不良など、製品・サービスの質が低い
顧客満足度が低く、顧客に目が向いていない
経営者が達成したい課題を経営目的とし、各部署の目標と統一されている
経営のベクトルが整合し、組織能力が高い
将来のあるべき姿を明確にし、経営目標に取り込んでいる
顧客価値創造のための明確なプロセスが定義されている
業務(プロセス)は最適化され、その活動の成果を評価し、プロセスの継続的改善に結びついている
目標とその活動の成果が常にデータで把握されている
ISO に限らず幅広く、効果的な経営改善のための学習が常に行われている
企業経営成熟度のレベルを判定する目安として、チェックリストを準備しました。成熟度レベル2は、ISO9001認定に最低限必要なレベルと考えられます。このままで維持できていれば、引き続き認定維持は可能です。せっかくISO9001を導入したのなら、これをうまく活用して、経営改善に結びつけることが効果的です。このチェックリストで、自社の強み、弱いところを認識して、マネジメントシステムをより役に立つものへと改善するヒントを発見できると思われます。