2002年6月12日(火) オーストラリアの英語 | |
クラスには二人香港人が居るが、そのうちの一人が最近こなくなった。先生がもう一人の香港人に(親友はどこになんで学校に来ないの?)と聞くと彼は(香港に帰った)と言った。クラスのみんなはその事を知らなかったので驚いたが、すぐになんで国に帰ったかわかった。 香港に帰ってしまったDavidは、英語コースをクリアするための一つのテストであるプレゼンテーションを失敗し、すでにこのコースをパスできない事がわかっていたのだ。本人から帰国の理由は直接聞いてないが、英語コースを終了できないせいでメインコースにも行けない為進路を変えたと思われる。英語コースをパスできない生徒は少なくない。 名前こそださなかったものの、先生はこのクラスの中の三人がパスできなかったと言った。一人は中国人のおばさんMargaretであろう。彼女は夫の都合で授業に長期間で来なくなることが度々あった。彼女の夫は有名な画家らしく展示の為に色々な国に行くらしい。中国人の英語力は日本人留学生のと比べてはるかに高い。 中国人にその事を聞くと、中国語と英語の文法は似ているからだと言う。恥ずかしがりやな日本人と比べて中国人は積極的に話すのでこっちに来てからの英語力の伸びも日本人に比べていい。 水曜と木曜のクラスはインド人の先生である。インディアンイングリッシュは独特のアクセントでとても聞き取りづらい。英語コースなのにインド人先生が居ると納得のいかない生徒も居るかもしれないが、大学のメインコースに行っても、オーストラリア人ではない先生も居るので色々な英語に触れておくのはいい事だ。 アメリカ英語を習っている日本人にとってはオーストラリアンイングリッシュも慣れるまでは聞きづらいかもしれない。オージーイングリッシュの最も大きな特徴といえば、aをアイと発音する事である。オージーの若者曰く、これは田舎者の発音なのでダサいようだ。 テレビでアメリカの輸入番組を多く見ている若者等はアメリカ英語に近い英語を話すのでそこまで癖のある発音ではない。発音だけでなくオーストラリアではオーストラリア独特のスラング(俗語)が使われるので初めは戸惑うかもしれない。多くの日本人留学生が初め戸惑うのはteaという単語である。 知っての通り紅茶も意味するが、こっちでは夕食を意味することがよくある。オージーの友人に夜teaを招かれて、時間も時間だしその前に家で食事して行って友人の家に着いてからまたご飯を食べなくてはならなかったという笑い話はよく耳にする。 今日の授業はイディオムを中心にやった。知らない事ばかりだったので、久しぶりにためになる事をやったと思えた。英語コースをパスするためにある12のコンペテンシーをすべてパスしたので授業中も気が楽だ。 |
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