2002年6月13日(金) シティの足、トラム

 クラスのパキスタンからの留学生と話していて驚いた。彼はなんと二時間もかけて学校に来ているのだ。学校からもっと近くの場所に住めばいいのに、何か住めない事情でもあるのだろうか? 電車で来るのに二時間もかかるという事は、メルボルンの端っこに住んでいるのに違いない。メルボルンは路面電車もあり、交通の便はいい。日本と比べれば、もちろんいいとは言えないが・・・。
シティの足、トラム

 メルボルンの電車・路面電車(トラムと呼ばれる)・バスのチケットは共通で、一日券を買えばその日は何回でも何に乗ってもよい。

 二時間券というのもあり、その場合チケットを機械に通してから二時間以内なら何回でも乗れる。ただメルボルンではゾーン1,2,3と範囲が決められており、ゾーンをまたぐ場合はより高くなる。

 ちなみにゾーン1の一日券は、5ドル20セント(約360円)。日本でいう定期券はないが、マンスリーチケットにウィークリーチケットがある。回数券もあって一日一日買うより他を買うほうがお得だ。
 
 駅によっては自動改札がなくチケットを買わなくても乗れるが見回りをしているのでもしもチケットを持っていなかった場合は罰金を払わなければならない。

 トラムにしても同じ事が言える。トラムはトラム内の機械でチケットを買った瞬間に改札に通した事となる。だからトラム内でチケットを買った場合はわざわざトラム内にある改札にチケットを通す必要はない。トラムは電車と違って敷設されている範囲が狭い(主にシティ周辺)ので、遠くに行く場合は電車の方がいいだろう。

 時間的にも電車の方が有利だ。トラムは車が行きかう道路を走る上、乗客が下りる度に止まるのでやたら時間がかかる。家を探す時は電車の駅だけでなく、トラムストップが近くにある場所を選べば、生活がかなり便利になる。クラスの生徒はほとんどが二十代三十代なので車を持っている人の方が多い。車はやはり日本車が断然人気だ。それと日本よりもBMWやベンツを見かける。
 
 
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