2002年6月15日(土) オーストラリアの高速道路と運転免許

 
左側の信号に従ってフックターンする
去年、こちらで大学を終え日本に帰っていた友達が、メルボルンに遊びに来るので空港まで迎えに行った。空港まで行くフリーウェイはCITI LINKという有料道路である。

 CITI LINKはあらかじめタグを買って車に貼っておかないといけない。普段はこの道路を使う事はないので、CITI LINKを利用せずに空港まで行くことにした。

 かなりの遠回りだがCITILINKは一回乗るだけで8ドルもかかるらしいのでMt.Alexsanderという道路で行くことに。

 オーストラリアは車は左側車線を走る。一見簡単そうに聞こえるが実際運転してみるとやはり日本のほうが運転しやすいとも思う。信号が見えにくい位置についており、たまに信号無視してしまいそうになるのだ。

 メルボルンのシティ内の運転は特に日本人にとって運転しづらいだろう。路面電車の走るメルボルンのシティ内では、右折するときにフックターンと呼ばれる曲がり方をしなければならない。

 簡単にいえば日本でいう二段階右折である。フックターンの標識がある交差点では右折する車は左側の車線にいて反対の信号が青になるまで待たなければならない。

 交通ルールの違いだけでなく、こっちの人は車間距離を十分とらないのでそういった面でも運転しづらだろう。車間距離を十分にとらなかったり、運転が雑だったりする原因はこっちでの免許取得の簡単さにあるのかもしれない。

 メルボルンのあるビクトリア州では車の運転免許は三種類に分かれる。まずは交通ルールテストにパスするだけで取得できるLプレート免許。これは日本の仮免許にあたる。隣に免許を持っている人を乗せれば運転することができるのだ。

 Lプレートを取ってから六ヶ月経てば実技のテストが受けられる。それをパスすればPプレート免許というのが貰え一人でも運転することができるようになる。それから三年間経てばフルライセンスがもらえる。

 こちらでは日本のように自動車学校に通う必要がないので、しっかりと運転を教えてもらえる機会はない。お金を払えば運転レッスンを受けられるが、わざわざお金を払ってまでレッスンを受ける人は多くはないだろう。

 空港で友達を拾ってシティに着いたときには、もうすでに深夜2時になっていたので、シティ近くに住む友達の家に泊まらせてもらった。メルボルンでの運転は気を使うので、日本で運転するよりも余計に疲れる。

 
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