2002年6月7日(金) 学校のクラスと住んでいる部屋 | |||
金曜日の授業は11時から学校の図書館で始まる。そこでの授業内容は主に、エッセイの作成だったが、その課題の提出日を過ぎて評価も終わったので今日はインターネットに関しての勉強だった。 オーストラリアでのインターネットの普及率は日本より高いかもしれない。中学生の年代でも普通にインターネットを使っているし、街にでればいくらでもインターネットカフェがある。インターネットをするのにお金をかけたくない! という人は地域の図書館に行けば時間限定だがただでインターネットができる。
例えばメルボルンシティ内にある州立図書館に行けば、一日30分まででインターネットができる。インターネットの勉強を終えて一時間の昼休み休憩に入った。休憩時間はrecessだとかbreakと呼ばれる。 クラスメイトのユーゴスラビア人の姉妹に誘われて、canteenと呼ばれる食堂に昼ごはんを食べに行った。食堂には主にミートパイとチップス(日本でいうフライドポテト)が売られているが、他には特にこれといったものはない。 ミートパイを三人で食べていると、クラスメイトの一人である中国人のジョンが近づいてきた。ジョンという名前はもちろんイングリッシュネームである。イングリッシュネームを持っているアジア人留学生は多い。 クラスのアジア人留学生の大半がイングリッシュネームを持っているので、オーストラリア人の先生にとっては覚えやすい。 昼ごはんを食べ終わる頃には午後の授業が始まる時間になっていた。午後の授業は図書館ではなく、いつも通りの普通教室で行われる。午後の授業には約半分の生徒が来ていなかった。さぼりの生徒もいるかもしれないが、特別な事情があってクラスに来ていない生徒も居る。アフガニスタンから約20年前に難民としてオーストラリアにやってきたモハメドは仕事の為に金曜の午後の授業は毎回欠席する。 英語学校には難民の生徒も多い。難民の生徒はほぼ無料で学校に通える。オーストラリアの政府が援助しているからだ。ところが海外からの留学生はオーストラリア人の倍近くの料金がとられる。例えば電車の切符にしても、オーストアリア人の生徒は割引料金の切符を買う事ができるので通常の半額で切符を買える。 メルボルンの交通機関の切符はすべて共通なので、電車の切符を買えばバスにもトラム(メルボルン市内を走る路面電車)にもその切符で乗る事ができる。メルボルンの駅には改札がないところが多く、切符を買わないで乗る人も居るがMET Policeと呼ばれる点検係がよく車両内で切符を持っているか点検をしていて、切符を持っていない人たちが捕まっているのをよく見かける。ちなみに罰金料金は日本円にして1万円近く。 午後の授業も終え、不動産屋へと向かった。アパートのランドリーの鍵をもらう為だ。不動産が初めにその鍵も普通渡しておくべきなのだが、こっちはそういう面に関して結構適当なのでもらえなかった。最近ランドリーが使えることを知って昨日からしつこく不動産屋にわざわざ行って頼んでいるが今日もまだ鍵をもらえなかった。 オーナーが別に居るらしく、オーナーがスペアキーを持ってきてくれるのを待つしかないといわれた。これからもしつこく言わないともらえなさそうなので明日も不動産屋に行くつもりだ。 学校から車で15分程の位置に家はある。家に帰ってからすぐに夕飯を食べてそれからワールドカップサッカーを見た。そのハーフタイムで驚いたのが、これまでのゴールでのベストゴールを電話投票で決める企画をしていて三つオプションがあったのだが、なんとその中のひとつがベルギー戦の日本の稲本のゴールだった。 稲本のその試合での評価はイギリスの新聞からも高い評価を受けたらしい。テレビの解説者も稲本を絶賛していた。日本人サッカー選手といえば中田だったが、近頃学校でも稲本が話題にでてくるようになってきた。どれだけヨーロッパのクラブチームからオファーがくるか楽しみだ。 |
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