学校を終えて家に帰って急いでご飯を食べた。日本に帰るサッカーのメンバーのお別れ会がキャプテンの家であるからだ。キャプテンの家に行くまでにシティを通るので、シティ内で車を持っていないメンバーをピックアップしていった。キャプテンの家には予定より遅れて到着したがまだ他のメンバーは誰も来ていなかった。
オーストラリアでは約束の時間通りにこないのは珍しいことではない。オージータイムと呼ばれ、少し遅れてくるのが当たり前のようだ。だが日本人はそこまでオーストラリア化される必要はないんじゃないかと思う。
メンバーが揃い盛り上がってきたところで、キャプテンがなんと刺身と寿司を出した。久しぶりに見る日本の高級料理は、キャプテンが職場で作って持ってきたものである。キャプテンはシティ内にある高級日本食レストランで働いている。
日本に帰ってしまうメンバーとキャプテンは数年の長く深い付き合いだったのでキャプテンも自腹を切ってまでお別れパーティーをキャプテン宅で開いたのだろう。ワールドカップをみんなでキャプテンの家で観戦した時も、みんなにお菓子やお酒をだしてくれた。キャプテンは気前がいい。
みんな遅くまで残りそうな気配だったが、明日も学校があるので一人早く帰宅した。
セントラル駅内にある建物
 |
|