2002年7月3日(水) マイカーの最後 | ||
中古で車を買ったのだが、毎回運転するたびに「いつまでもつだろう?」とか「今年いっぱいは大丈夫かな」などとと思いながら運転していた。が、ついに壊れてしまった。しかも原因は自分のミスだった事がすぐに判明してショックだった。 朝6時に、シティ周辺に住む友達の家に向かって車を走らせていた。その友達はワーホリ生活を終え、今日日本に向けてオーストラリアを発つ。朝早くてさすがに空港までは見送りに行けないので、家まで行って見送る事になっていた。 ところが昨日の夜から、車を運転中に少し変わった音がしていた。普段からこの車はカラカラカラ〜という音がする。それと似たようなもので特に支障はないと思っていたが、急にその音が激しくなった。 まずい!と思ってブレーキをふんで車をとめようとしたが、その時にはもうすでに車のエンジンは停止しており、車は勝手に止まった。雨の降るまだ暗い朝の6時だったので心細かったが、交通量が少ない時間だった事を考えれば、ラッキーだったかもしれない。込む時間帯にあんな場所で車が止まっていたら交通渋滞の原因になっていただろう。 車に詳しい友人に電話して、レッカーの事を聞くと「レッカー会社のRACVの保険に入っていない友達がいてレッカーを呼んだら、その保険に入らされたよ」という。とりあえず番号を聞いてそこに電話する事にした。 このときに一番こわかったのが携帯電話の電池切れと、プリペイドなのでカードの残りがなくなる事だった。その保険会社と話しているとやたらと待たされる事があったので、はらはらした。そしてようやく来てもらうと、「保険料金の154ドル、現金で持ってないのか? それじゃあ今直してあげる事はできない。そういう決まりだ。お金を取ってきてから呼んでくれ」と言われ、RACVは帰ってしまった・・・。 幸いにも車が止まった場所は近くにトラムストップがある場所だったので、トラムに乗ってシティへお金をとりに行った。携帯のプリペイドカードも、余裕を持って50ドル分買い、車の元へと戻った。 そして携帯の電池切れを心配しながら、またRACVに電話した。今度電話に出た人は、早口でしゃべる上に、聞き直すと怒鳴ってくるような奴だった。こちらもむかついたが、これで電話を切られたら、もうあとがないような状況だったので、我慢して怒鳴られながら色々と説明をした。それからRACVがまたやってきた。 RACVは最初からレッカーで来るのではなくて、まずとりあえずやって来て車の修理をしてくれる。それでも直らないようだと判断したら、レッカー車を呼んでくれる仕組みだ。 修理のおじさんは車のボンネットを開けて「エンジンオイルが入っていない。これじゃあもうエンジンも駄目だ」と言いながら念のためエンジンオイルを入れた。「エンジノイル代の20ドルは後でもらうから」と言う。そしてバッテリーを補充しながら、エンジンをかけようとしたがかからなかった。彼は「レッカーを呼ぶからここで待っていろ」と言い残し帰っていった。そこに残りレッカーを待った。 レッカー車が来て、「どこで修理するの?」と聞かれたので、車を買ったお店の名刺を見せた。そして車をレッカーの上に乗せ、その店へと向かった。その店に着いてそこの主人に駆け寄って「あの車を買ったものだけども、壊れてしまったんだ」と言うと、彼は両手を思いっきりひろげながら「そんなの知らないよ!ここは車を売るだけで修理なんてやっていない。修理したいなら近くにあるところに行ってくれ。」と軽くあしらわれた。 そこでその主人が教えてくれたところに車をレッカーで持っていくと、「もうこの車は駄目だな、廃車にするか中古のエンジンを探してまるごと取り替えるしかない。」と言われてしまった。 廃車にするには、その場所に持っていくレッカー代がまたかかるため迷った。その時は、その場ですぐに決めなくてはならなかた。RACVのおじさんが待っていてくれてて、廃車にするならそのまま持っていってくれるようだったからだ。結局、修理するよう頼んでRACVのおじさんには帰ってもらった。 修理屋には「中古のエンジンを探すけど、1000ドル以内だと思う。中古のエンジンがいくらかで費用は変わる。金曜日に電話するよ。それから週末になっちゃうから修理はそれ以降だな」と言われ、近くの駅で電車を捕まえ帰った。 今夜、学校の友達と教育実習生の一人を日本食レストランに連れていってあげる約束をしていた。友達には車で迎えに行ってあげると約束していたが、結局それもできなくて逆に迎えに来てもらう形になってしまった。 おわびとして車の駐車料金をはらっておいた。水曜の夜はたいてい、ただで泊めれる場所が空いてるが、今日はなぜか込んでいて有料の駐車場を使うしかなかった。 日本食レストランは’居酒屋ちゅうじ’という日本人経営のところに行った。自分でこの人たちの口に合うだろうというものを注文して自信を持っていたが、ヨーロッパ人である彼らの口には合わなかったようだ・・・・。教育実習生は日本語を6年間習っていたこともあり、日本に興味があるので日本食にも慣れ親しんでいるようで問題はなかった。 「シーフードがすき」と言っていたそのヨーロピアンも寿司に入っているわさびを食べて「辛すぎる!」と言って結局いかの握りをひとつ残していた。この前のヤムチャの中華はまだしも、日本食なら彼らの口に合うだろうと自信を持っていたのだが、結局失敗に終わってしまった・・・。 |
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