２５００ワードのレポートの課題提出日だった。その授業は午後からなのだが、思った通り午前の別の科目の授業は欠席者が多かった。

　課題が終わっておらず、午前の授業を休んで課題に取り組んでいたのだろう。午後のその授業にはみんなが来て課題を手渡した。課題は大抵手渡しか、決められた箱に決められた時間までに入れるというのが普通だ。

　午後の授業はもうひとつあったのだが、キャンセルされた。その理由ははっきりとはわからないのだが、まず休み時間に図書館に行くと、中に居た生徒がみんな外に出されていた。

　クラスメイトを見つけて何が起こっているか聞いたら、どうやら水道管に問題があるらしいと言っていた。他の人に聞くと、どこかの建物で火事が起きたと言っており様々な情報が飛んでいた。

　最終的にセキュリティが図書館周辺に居た生徒に「６時前の授業は全てキャンセルです」と言っているのを聞き、授業がないのを確認して帰った。

　昨日に引き続き授業がキャンセルされて嬉しい気もするが、その反面不安でもある。というのは授業が一回減ったからといって、テストの範囲が減るわけではないからである。授業がなかった分、自分でやらなければならない事が増えるのだ。